結婚は人生の大きな節目であり、その記念すべき瞬間を写真に残すことは、多くの新郎新婦にとって重要なことです。
結婚式をせずに、ウェディングフォトだけを選ぶカップルもいますが、気になるのはコストです。そこで、品質は落とさずに費用を抑える方法を探ることが求められます。
本記事では、ウェディングフォトの撮影を安く行うための具体的なコツを10個紹介します。これらのコツを利用し、2人らしいウェディングフォトを、より手頃な価格で手に入れましょう。
ウェディングフォトにかかる費用の相場
ウェディングフォト、別名、フォトウェディングは結婚式の中でも大変重要な要素のひとつであり、その魅力を後世に伝える一方で、費用も気になるところです。
その費用はいくつかの要素によって大きく変動します。
まず、ウェディングフォトの一般的な相場ですが、多くのケースで20万円から30万円程度とされており、衣装代、ヘアメイク、撮影料、アルバム制作費が含まれています。
もちろん、これらはすべてのフォトウェディングが同じ内容を提供しているわけではなく、サービスによっては別途料金が発生する場合もあります。
次に、衣装代について詳しく見てみましょう。ウェディングドレスやタキシードのレンタル料は、一般的に5万円から10万円程度ですが、デザイナー品やブランドものを選ぶと、その価格はさらに上がります。
色打掛や白無垢などの和装を選んだ場合でも費用が増えます。
ヘアメイクについては、プロのヘアメイクアーティストによるブライダルメイクは、5万円から10万円程度が一般的です。この中には、事前の打ち合わせや当日のメイク直しも含まれています。
撮影料については、フォトグラファーの技術料と撮影時間、撮影枚数によって決まります。一般的には、5万円から20万円程度とされています。
最後に、アルバム制作費です。これは、撮影した写真をどのように保存するかによって大きく変わります。一般的には、アルバム作成費用として5万円から15万円程度が相場とされています。
以上がウェディングフォトの費用の一般的な相場となりますが、これらを全て合計した場合、最低でも10万円以上、高いところでは数十万円にもなることもあります。
安く抑えたいという方のためにも、各種工夫や選択肢がありますので、それについても次節で詳しくご紹介いたします。
ウェディングフォトの費用を抑えるコツ10選
ウェディングフォトは、結婚の大切な思い出となりますので、費用を抑えつつも最高の一枚を残したいところです。
そこで、以下にウェディングフォトの費用を抑えるためのコツを10選ご紹介いたします。
コツ①平日に撮影する
最初のコツは、平日に撮影を行うことです。多くのフォトスタジオでは平日の撮影を促進するために、平日割引という制度を導入しています。
これは、週末よりも予約が取りやすい平日に撮影をスケジュールすることで、スタジオ側の人手や設備の有効利用を図るとともに、顧客には一定の割引を提供するというものです。
そのため、平日休みが取れる場合や、スケジュールに余裕がある場合は平日を選択すると良いでしょう。また、平日は混雑も少ないため、よりリラックスした環境で撮影に臨むことが可能です。
コツ②繁忙期を避ける
次に、ウェディングシーズンや休日は需要が高まるため、料金が高くなる傾向にあります。
この繁忙期を避けることもコスト削減のひとつです。特に春と秋は結婚式が集中するため、フォトスタジオもその需要に応じて価格を上げることが一般的です。
しかし、それ以外のオフシーズンに撮影を行うと、スタジオも競争力を保つために割引を実施することがあります。このような期間を利用することで費用を抑えることが可能です。
コツ③和装ではなく洋装を選ぶ
ウェディングフォトで選ぶ衣装も大きく費用に影響します。
特に和装は洋装に比べて高価なことが多いため、コストを抑えるためには洋装を選ぶことが効果的です。
さらに、洋装の場合、着付けやヘアメイクもシンプルにすることが可能で、それによって節約することも可能です。
また、洋装は移動もしやすいため、ロケーション撮影もスムーズに行うことができる点もメリットといえます。
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コツ④衣装は1着だけにする
また、衣装を複数選ぶとその分費用が増えてしまいますので、1着だけにすることでコストを抑えることができます。
1着に絞ることで、その衣装に集中して撮影を行うことができ、また衣装替えの時間も節約できます。
この時間を使って、さらに多くのシチュエーションで撮影を行うことで、より多くの表情を撮影に残すことが可能になります。
コツ⑤スタジオフォトを選ぶ
ロケーションフォトは撮影場所によっても費用は大きく変わるだけでなく、移動時間や撮影許可料など追加の費用がかかる場合もあります。
そのため、スタジオ内での撮影を選ぶことで費用を抑えることが可能です。スタジオ内では天候に左右されることなく、またさまざまな背景を用意できるため、一定の時間内でさまざまなシーンを撮影できます。
コツ⑥データ受け取りを選択する
アルバム作成は一般的に高額なので、撮影データだけを受け取り自分でアルバムを作成することで費用を抑えられます。
この方式を選ぶことにより、自分たちのペースでアルバムを作成でき、また自分たちの好みに完全に合わせることも可能となります。
また、デジタルデータで受け取ることによって、プリントアウトする枚数も自由に選べます。
コツ⑦アルバムは自作する
さらに、アルバムを自作することで費用を大幅に抑えることが可能です。
プロによるアルバム作成は確かに素晴らしいものですが、それなりの費用がかかります。
そのため、自分でデザインやレイアウトを考え、自作することで費用を大幅に抑えることができるのです。また、自分たちで作成することで、よりパーソナルなアルバムを作ることが可能になるでしょう。
コツ⑧公式サイトから申し込む
一部のフォトスタジオでは、公式サイトからの申し込みに対して割引を行っています。
そのため、気になるフォトスタジオがある場合は、まず公式サイトをチェックし、そこから申し込むことをおすすめします。
公式サイトでは最新の情報やキャンペーン情報なども更新されているため、スタジオ選びの参考にもなるでしょう。
コツ⑨キャンペーンやモニターを利用する
また、多くのフォトスタジオが定期的にキャンペーンを行っていることに加えて、新サービスのモニターを募集している場合もあります。
これらを利用することで、一部の費用を抑えることができます。モニターとして参加する場合、一部の条件があるかもしれませんが、それを満たすことができれば、大幅に費用を削減することが可能です。
コツ⑩複数のスタジオに見積もりを依頼する
最後に、複数のスタジオに見積もりを依頼し、比較することも重要です。
それぞれのスタジオが提供しているサービスや料金体系は異なりますので、比較検討することで自分に最適なスタジオを見つけられる可能性が上がるでしょう。
また、見積もりを比較することで、自分たちの希望する撮影内容に対する適正な価格も把握することができます。
ウェディングフォトの費用を安くするために事前に決めておくべきポイント
ウェディングフォトの撮影は、一生の思い出を形にする大切な行事です。
しかし、その費用は非常に高額になることがあります。そこで、ウェディングフォトの費用を抑えるために事前に決めておくべきポイントをご紹介します。
予算の上限を決めておく
1つ目のポイントは、予算の上限を決めておくことです。
ウェディングフォトの費用は、スタジオの規模やプラン、撮影する場所、衣装の数などさまざまな要素により変動します。そのため、無計画に進めてしまうと、思っていた以上に費用がかさんでしまうこともありえます。
まずは自分たちがどの程度の金額をウェディングフォトに投資することができるのか、具体的な予算を設定しましょう。
その上で、予算内で最高の結果を出すための計画を立てることが重要です。
予算設定は難しいかもしれませんが、自分たちの経済状況を鑑みてリアルな数字を出すように心掛けてください。
オプション費用を調べておく
2つ目のポイントは、オプション費用を調べておくことです。
ウェディングフォトの基本的なプランには含まれていなくとも、追加で行いたいサービスやアイテムがある場合、それらはオプションとして別途料金が発生します。
例えば、メイクアップやヘアスタイリング、衣装の追加、ロケーション撮影の際の移動費、アルバム作成、大判プリントなどが該当します。
これらのオプションがどの程度の費用がかかるのか、事前に調べておくことで、予算を超えることなくスムーズに計画を進めることが可能です。
撮影したい写真のイメージを固めておく
最後のポイントとして、撮影したい写真のイメージを事前に固めておくようにしましょう。
ウェディングフォトはただ写真を撮るだけではなく、自分たちの思い出を形に残す大切な時間です。
そのため、どのような写真を残したいのか、どんな雰囲気の写真が好きなのか、事前に考えておくと、撮影もスムーズに進行し、内容への満足度も高まるでしょう。
自分たちが求める写真のイメージを明確にしておくことで、撮影の際に無駄な時間を減らすことができ、その結果、費用も抑えることが可能となります。
また、具体的なイメージを持っていると、フォトグラファーとのコミュニケーションもスムーズになります。
以上、予算の上限を決めておく、オプション費用を調べておく、撮影したい写真のイメージを固めておく、という3つのポイントを事前に考えておくことで、ウェディングフォトの費用を抑えることが可能となります。
一生に一度の大切な日を、無駄なく素敵に残すためにも、これらのポイントを心掛けてみてください。
格安のウェディングフォトは危険?
結婚式の費用を抑えるために、ウェディングフォトの費用を節約したいと考えるカップルは多いでしょうが、そんな中で「格安のウェディングフォトは品質が落ちるのではないか」という懸念もあります。
しかし、必ずしも格安のウェディングフォトが危険とは限らないという事実もあります。
まず、価格が低いからといって必ずしも品質が劣るわけではありません。
プロのフォトグラファーが撮影するウェディングフォトは、撮影技術や編集技術、機材の使い方などプロならではのスキルが活かされています。これらの技術は、価格が低いからといって必ずしも落ちるわけではありません。
しかし、確かに格安のウェディングフォトには一定のリスクが伴います。そのひとつがサービスの質です。
価格が低い場合、時間や手間をかけずに多数のカップルの撮影をこなすため、個々のカップルに対する丁寧なサービスが提供されにくいという側面があります。また、撮影や編集の工程での細かな配慮が欠けることも考えられます。
さらに、価格が安いということはその分、業者の利益が少なくなるため、その結果、撮影機材の更新が遅れる、スタッフの教育や研修が十分に行われないといった問題も考えられます。
これらは長い目で見ると、撮影の品質に影響を及ぼす可能性があります。
では逆に、高価なウェディングフォトが必ずしも品質が良いのかというと、そうとも限りません。高価な料金に見合ったサービスが提供されているか、しっかりと確認する必要があります。
重要なのは、「価格」だけでなく、「提供されるサービス」や「過去の作品」、「評判」などをトータルで判断することです。
また、撮影したいと思っている写真のイメージとスタジオの提供するサービスが合致しているかどうかを確認することも大切ではないでしょうか。
格安のウェディングフォトサービスを選ぶ際には、以上の点を踏まえて慎重に選ぶことが求められます。
節約を考えるのは大切ですが、その一方で、一生に一度の記念日の写真撮影であることを忘れずに、自分たちが納得のいくスタジオを選ぶことが最も重要であることを忘れないようにしましょう。
費用と品質、どちらも追求するウェディングフォトの秘訣
ウェディングフォトは一生の思い出を刻む大切な行事ですが、高価なコストが頭を悩ませることもあります。
しかし、本記事で提案した10のコツを活用すれば、費用を抑えつつ、品質の高い写真を実現することが可能です。
平日やオフシーズンの利用、衣装や撮影場所の選び方、自分でアルバムを作るなど、一見些細なことでも結果として大きな節約につながります。
これらのコツを組み合わせることで、予算に余裕をもたらし、その分他の結婚準備に充てることが可能になります。結婚は一生に一度のイベント。費用と品質、どちらも追うウェディングフォトの秘訣をぜひ参考に、素晴らしい思い出作りをお楽しみください。
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